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by mandalabooks

謎の古代図形

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謎の古代図形
秋山清著

図形がエナジーを発してる、というのを説明している本。
だから、謎でも何でもないんやけど(笑)。
個人的な意見としては、黄金比、大和比、プラトン立体などについての説明はとてもわかりやすかったが後半に霊能者がとか違う方向へ行ってしまってなんだか???な感じに・・・。
巻末の正多面体の展開図を切り取ってあそびたかったが、何分図書館で借りてきたものであるので、切り取れず・・・。コピーしようかと思ったけれども、そこまではめんどくさい、と。

大和比 1:√2(1:1.414)
黄金比 (1+√5)/2 ≒ 1:1.618

大和比で大和、と言うてもーてるだけあって、日本の中でたくさん使われている。
法隆寺や四天王寺などの古代建築は大和比を使って作成されたのだとか。
用紙のB判も同じ大和比で、徳川幕府の御用紙されてた美濃紙が由来らしい。
美濃紙の半折サイズが習字などの半紙になったのだそうだ。
DNAの螺旋構造や、大脳皮質の中にも潜んでいるらしい。
正4面体、正6面体、正8面体、ひし形12面体が大和比

黄金比の方は、欧米の建築、芸術作品などにたくさん使われている。
ピラミッド、パルテノン神殿、ミロのヴィーナス、ダ・ヴィンチの作品などなど。
挙げていくとキリがないほど。
自然界にある植物や貝にも黄金比を見出すことができる。
黄金比長方形のフィボナッチ数列に見る見事な螺旋!美しくないわけがないやん、と。
正12面体、正20面体、ひし形30面体が黄金比

ケプラーの多面体惑星系というのがあり、水金地火木土の6つの惑星の軌道の中に5つの多面体(プラトン立体の5つ)をあてはめていった。
なかなか陰陽五行説みたいなことを中国を見たこともないケプラーがよく知ってて発表したんやなあと、数字の面白さを想う・・・。

なんだか、以前に読んだことある気がするんやな~と思いながら読んだ一冊、であった。
by mandalabooks | 2012-08-19 21:31 | その他