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by mandalabooks

あたらしいあたりまえ


あたらしいあたりまえ
松浦弥太郎著

東京出張に行くバスの中、朝方の休憩の際にコンビニでふと手に取って買った本。
こういうふと何気なく手にした本が後々に心に残ったりもする。

断捨離風エッセイ、、名付けるならそんな新しいジャンルの感じかな。

なんてことない雑談の中に隠されている珠玉の言葉の数々。
読んでいてほっこりと心温まる。
いろいろな場面においての価値観を問う。
自分は何が大切でどう思っているのか、そしてどう生きていくのか。
心の整理術は日々の生活の中で培われると教えてくれる。

台湾で出会ったヂェンさんによる功徳と福徳の話が冒頭の方に出て来る。
これらふたつのバランスの大切さを説いている。
功徳:全く見返りを求めない無償の行為
福徳:品物の対価としてお金を頂いたり、すべての仕事

服屋のヂェンさんとこにお客さんが来て、欲しいものを買おうとしたけどお金が足りなかった場合に、ヂェンさんがお金はあるだけ置いていって服持って帰らすんだそうだ。
その時に差額を貸し付け表みたいなのに書くけどお客さんが帰ったらすぐ破って捨てるらしい。
すぐ払いに来る人もいれば、二度と戻ってこない人もいるけれど、ヂェンさんにとっては関係のないことらしい。
「あたりまえに仕事して暮らしてたら福徳は増えるでしょう、だから時には意識して功徳をしなければなりません。」と言い放つ。
なかなか出来ないなーと、感心。
無償の行為をお金儲けの場で出来るって!
凄いな〜・・・。

あと、「貧乏くさいを捨てる」と「いらないものを探す」のくだり。別に普通の話で、前者はよれっとしたら思い切って処分するとかそういう事ではあるが、せめて靴下や下着はぱりっとしといた方がいいんじゃないか?という話。もったいないから、愛着があるから捨てれないとかをやめようてな事で。
後者は、著者がバスタオル自体を捨ててしまった話で、普通のタオルで間に合うやろてな事。
私はくすっと笑ってしまった。なぜなら断捨離男爵のうちの旦那さんも全く同じだからだ。
「貧乏くさい」のが一番嫌だから、「もったいない」というのも嫌なのだそうだ。
バスタオルはまだ使っているが、極力物をかさばらさない、不要な物は買わないのだ。
私はもともと物好きなので知らぬ間に増えていく。喝を入れるためにも断捨離思想を本から、また色んなところから吸収して保っておくのだ。

と、こういう類いの日々の中に隠された気付きのコネタ集なのだけれど、何かまたふと読み返したくなるおばあちゃんの知恵的な本だ。
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by mandalabooks | 2014-01-26 23:28 | life