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by mandalabooks

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西の魔女が死んだ

a0057609_0451294.jpg西の魔女が死んだ

梨木 香歩 (著)

イギリス人のおばあちゃんと中学生の孫の心温まるストーリー。
9割が涙したという「○の法則」では泣けなかった私が、この話で何度かウルルと来た。

ハーブに詳しく、その知識に長けている、それって生きていくのに必要な知恵なんだろうなあと思う。物語内では、その部分はキャラクターの印象付けのために描かれているにすぎないが、わたしはこの部分に強く反応してしまった。
田舎暮らしでジャム作ったり、お裁縫をしたり。
イギリスのハーブガーデンの生活のような・・・。
影は薄いが死んだおじいちゃんもちょくちょく出演していて、おじいちゃんの方が鉱物好きである。石の名前が出てくるだけでも、石好きの読み手としては嬉しかったりもする。

テレビでキャスターが、この本の中にある文章の
「今日は昨日の続きだった。」という言葉が好きだといっていた。
わたしは読みながら、それを探していたんだけど、全然どこにも出てこなかった。
読み終えてから、再びこの物語をなぞって読んで、その部分をやっと見つけたが、
私の中ではあまり印象も無く・・・。
人によって、グッとくる部分が違うのは当たり前だが。

14歳からの自立が始まる頃の心の揺れを見て取れる。
全て自分で決めて、自分で考えて、自分でやることを覚えていくこと。
それをおばあちゃんとの暮らしによって目覚めさせていく主人公。
「自分で」というところにすごく共感を覚えた。

もうすぐこの映画が上映される予定である。
自立ができていない日本人の大人たちが多い今日この頃にはピッタリではないだろうか。
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by mandalabooks | 2008-06-13 01:01 | その他