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by mandalabooks

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a0057609_22114095.jpg緑の島スリランカのアーユルヴェーダ
岩瀬 幸代 (著)

ずうっと読みたかった本、やっと読破。
3年越しである。
2005年に出版されたこの本。
同じ年に私もスリランカへ行っていたから、すごくシンクロな感じだったのだ。

スリランカのアーユルヴェーダを通して描かれるスリランカの国や人、緑。
素朴さと温かさ、熱帯の独特の空気・・・。
スリランカのお正月や、ポヤデイ(満月の日)、スリランカの地名。
キングココナツ、マンゴー、パパイア、デーツ、ジャックフルーツ、たくさんの種類のバナナ、グリーンカレー、ロッティ(パン)、ホッパー(米粉のパン)、コリアンダーティ。懐かしいスリランカの食べ物が活字で並ぶ。
生ぬるいような風が椰子の木を揺らす音、早朝に鳴く鳥や猿の声がフラッシュバックする。

日本では、エステとしてとしてとらわれがちなアーユルヴェーダも、現地ではれっきとした伝統医学である。

日本語サイトもあるバーベインリゾートでのトリートメントに始まり、ローカルなアーユルヴェーダ医師にどんどん出会っていく行動派な著者の体当たりなレポートにぐいぐい引き寄せられ、すぐに読み終えた。
おならが止まらないくだり、すんごいオイルの調合をして何でも治してしまう医師のくだり、西洋医学で何もならなかったのにアーユルヴェーダですっかりよくなった人々のくだり、ハーブの調合のくだりが面白かった。

アーユルヴェーダ医師は占星術に詳しい人が多いとか、7割が家系の後継者によって引き継がれたり、お坊さんの医師が多かったり(この場合は、子供を持てないので、後輩に引き継がれていく)・・・とか、ドネーションで治療費を払うシステム(インドにも残っているし、ヴィパッサナーもこのシステム)とか、へ~、そうなんや~とフムフム思う。

ヨガとの共通項に納得し、スリランカの思い出にうれしくなったのであった。
またスリランカに行ってみたいものである。
あ、そうや、ララー(スリランカ人のお友達)に手紙書こうっと・・・。
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ここで、本文で出会ったグッときた文章を書いておく。

「アーユルヴェーダでは、人間も植物も宇宙もすべてが、風、空、火、水、地の5つの要素でできていると考える」

「病気にならないためには、体に毒素をためないことが大原則であり、治療においてもまずは毒素を体内から追い出すことが基本なのである。」

「ヨガと同じで、瞑想もアーユルヴェーダに効果的だという。心の乱れがなくなれば、バランスの取れた健康的な体を作る助けになるからだ。」

「体は食べ物によって作られ、病気は間違った食生活が引き起こす/チャラカサンヒター」

「正しい食べ方をして、適切な栄養を取っていれば、薬は必要ない。正しい食生活を送ることなしに、薬を飲んでも、なんの意味もない/チャラカサンヒター」
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by mandalabooks | 2008-11-25 23:08 | 代替医療

脳と心をあやつる物質

a0057609_21441032.jpg脳と心をあやつる物質―微量物質のはたらきをさぐる
生田 哲 著

脳初心者(?)の私でも非常によくわかる、わかりやすく書かれた脳内物質について。


●第1章 生きている脳
1.1 脳と心のしくみ
1.2 心をつくる物質
1.3 脳と心に効く物質

●第2章 脳内物質のアンバランス
2.1 神経シグナルの正体
2.2 モノアミンのはたらき
2.3 セロトニンの効果
2.4 炭酸リチウム
2.5 ベンゾジアゼピン
2.6 ドーパミンとパーキンソン病
2.7 ドーパミンと精神分裂病
2.8 アセチルコリンとアルツハイマー病

●第3章 心を変える身近な物質
3.1 カフェイン
3.2 プロスタグランジン
3.3 アスピリン
3.4 大衆薬に含まれる物質
3.5 メラトニン

●第4章 食べ物で心が変わる
4.1 アミノ酸
4.2 糖類
4.3 ミネラルの効用
4.4 カプサイシン
4.5 薬と食べ物
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by mandalabooks | 2008-11-25 22:02 | その他

海馬

a0057609_21402710.jpg糸井重里/池谷祐二 共著


以前からすごく気になっていた「海馬」。
なかなか読めずにいたが、最近の私の中の「脳ブーム」によりやっと読むに至る。
海馬とは、脳の中にある記憶を司る部分。
海馬について、学術的に述べられているということではなく、
フランクに語り合う有名コピーライター糸井氏&脳学者池谷氏の対談方式で進められている。
脳というトピックで語り合う人生哲学、といった感じかな。

忘れること必死なので、メモッておこう。
(本の中の章のおわりにまとめられてるものの要約)

1章「脳の導火線」まとめ
1:年を取って物忘れがひどくなることはない。
2:脳の本質はものとものとを結びつける(関係ないような情報同士をとっさに結ぶ)
3:ストッパーを外して成長
4:30過ぎて頭よくなる(つながりを感じる能力が飛躍的に伸びる)
5:脳は疲れない(実際の疲れは目)
6:脳は刺激がないことに耐えられない(本能的に)
7:脳は、見たいものしか見ない(都合よく)

2章「海馬は増える」まとめ
1:脳の成長は非常に早い(二の何乗・・・という形で増え、経験をすればするほど、脳の回路が緊密になる)
2:脳はウソツキで合理的(思い込みを重ねていく)
3:7(人間が整理できる記憶は7つほど)
4:海馬の神経細胞は成人を超えても増える
5:旅は脳を鍛える(刺激的な環境で海馬が増える)
6:脳に逆らいクリエイティブ(安定したい見方をする脳に挑戦を)
7:悩みは客観的に

3章「脳に効く薬」まとめ
1:記憶力を増やし、脳の可塑性を活性させるハーブ(ジンセン、ギンコ)
2:やりはじめて、ヤル気がでる(ヤル気を出す=ヤル気を生み出す脳の側坐核の神経細胞が活動したら)、ヤル気がなくてもやってみればだんだんいい感じになってくるように
3:寝ることで記憶が整理される
4:酸化=腐る(老化防止)
5:失恋や失敗が人を賢くする(ミスや間違いは飛躍のチャンス)
6:生命の危機が脳を働かせる(飢餓感)

4章「やりすぎが天才をつくる」まとめ
1:受け手がコミュニケーションを磨く(神経細胞がつながる鍵は受取側による)
2:センスは学べる(創造性も記憶力から、新しい情報を受け入れネットワークを広げる)
3:やりすぎの天才(情熱)
4:予想以上に脳は使い尽くせる(新しい視点が増えて脳のパターン認識も増える)
5:問題はひとつずつ解こう(少しずつの解決の積み重ねによる達成感)
6:言ってしまったことが未来を決める(アファメーションのような)
7:仮説には意味がある(可能性)



変化に対応できる可塑性がサバイブするコツ
脳はそうなっている、らしい。
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by mandalabooks | 2008-11-16 01:00 | その他