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by mandalabooks

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a0057609_115573.jpgスキニービッチ世界最新最強!オーガニックダイエット
ロリー・フリードマン (著), キム・バーノウィン (著), ウイアー美由紀 (翻訳)

オネエ口調にビシバシ斬る語りでライトな感じに思えるが、
読めば、内容の濃さ、詳しさ、賢さに気づくはず。
和訳では、かなり柔らかめに訳しているとのこと。
是非、英語版を読んで、さらにビシバシ斬られてみたい。

これってLAって感じやわー、と、懐かしい感覚を蘇らせてみた。
LAでは、本当にDIET(食療。日本語のダイエット=痩せること、とは少し違う。)への意識が高い。だから、VEGANも多いし、マクロビアンもいるし、ロウフード、フルータリアンなどなど、人の数だけ、食のポリシーもそれぞれである。
ホリスティックな健康への思いは、環境問題やアニマルライツ、社会や政治の問題まで派生していくのである。
そして、自分が何を選ぶべきか、何を食べるべきか、それによってのリスクや責任はどうなのか、自分がハッピーでいれるのか、すべては自分の選択であることを学ぶのである。
LOHASな土壌が整っている暮らしやすさはLAならではなのではないか。
この本が出版されることはごく当たり前な流れなのではないか。と思う。
実は私もLA時代は、VEGANまで突き進みきった。
残念ながら、日本に帰国後、社会的な問題により、ずいぶん格下げされたが、
LAのようにVEGANでも突っ走れるような土壌作りのために私もなんらかの形で貢献しなくてはいかんな、と思うのであった。
日本では、まだまだ認知度の低い部分であるから。

「ねえ、腐りかけの死体はおいしい?」と本文より問われます。
ほんと、肉ってのは、腐りかけの死体である。
と、よく家のものと言うのである。

本では、畜産業界と政府の癒着、畜産動物の虐待なども取り上げられていて、
知らなかった事実も浮き彫りに。
アメリカの言論の自由ってすばらしいね。

抗生物質など、加工食品の添加物、ケミカルについての話、
ミルク、乳製品やその他に含まれる中毒性物質について、
などなど盛りだくさんで、目からウロコで、めちゃ楽しい。

やっぱフルーツっていいよなあ。
やっぱ、玄米かあ・・・。(最近米自体を食っていなかった)
などなど、つぶやきを入れてみたりして、読み終えた。

「これって、ただのダイエット法じゃないの。人生の生き方、食べ物の楽しみ方、健康でピュアで、エネルギーにあふれた自分を感じられる方法なの。」By著者
だそうです。

この本は、私のバイブルとなり、ボロボロになるまで読まれることでしょう。
いや~、この本、いろんな人に配りまくりたいわ、ほんま。
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by mandalabooks | 2008-12-19 01:41 | 食&食療法

いのちの食べ方

a0057609_2346844.jpgいのちの食べかた (よりみちパン!セ)
森 達也 (著)

「世界を信じるメソッド」を読んで、一気にファンになった森さんの本。
この「いのちの食べ方」は近所の短観上映の映画館で初めて目にした。
同題の映画を放映(見てないけど)していたからだ。
それからかなり気になっていた本。
森氏の本だったとは。

お肉はどこからきてどうなってあなたの食卓に並ぶのか?
ということを教えてくれる。

肉を食べる人も、食べない人も是非読んでみてほしい一冊。

「生きている牛や豚と、パックの『あいだ』に、何があったか君は知らない」(P14)
そう、私たちのほとんどは、パックの切り身がどういう過程でそうなったかを考えたくはない。
想像すれば、それはスプラッターな光景で、きっと食欲なんてもげること100%だ。
個人的には、もげてもらってウェルカム、であるが。

私はPETA(アメリカのアニマルライツ団体)の作成した「畜産動物の一生」という映画を見ていたため、この本を読む前にすでに予習済みだと思っていたのであるが、この本を通して、日本における畜産の裏側を知ることができた。

屠殺場と解体の様子のルポが書かれているが、しかし、PETAやその他のもので知った生々しさよりはずいぶんとソフトな語り口であったが、わかりやすく本当に現場ではどんなことが行われているかということをきちんと伝えてくれている。

屠殺場と被差別部落の関係に滑り込み、そこから展開していく私たちの弱さと責任に訴えかけれらる語り口は、熱く、胸を打たれる。
さらに差別から戦争責任へと話が流れ、私たちがいろんな物事からつい目を背けてしまうことや、忘れてしまいやすいことを問いかける。目をそらさずに、「知ること」の大切さを説いている。

私たちはつい人と比べてしまう。
少しの優越感は差別の歴史の賜物である。
そんなしょうもない優越感なんて捨ててしまえ、ホトトギス。

私の中では「だまされることの責任」(p109)のところにかなり共感があった。

「大切なのは、『知ること』なんだ。 知って、思うことなんだ。」(p114)

他にも動物実験や動物愛護センター(犬猫を処理する保険所)の話が出ていた。
「そんな実験など、今すぐやめるべきだと思うかい?」(P65) 
なくなったら困るよね、みたいな流れであったが、「もちろん、今すぐ止めるべきだと思うし、それが私のポリシーだから!」と本に向かって突っ込んでみた。

もちろん、皆さん知っての通り、私は肉を食べません。
栄養がなんたらかんたら・・・と、最近は言われることも少なくなってきたけれど、殺してまで栄養を蓄えたいなどとは思わないし、それで飢えるなら、かかってこいだ。
しかし、肉をたべなくったって、飢えることも、残念ながら、無いようだ。
自分で屠殺して、それでも食べたいと思うのならば、食べたらいいけど、私は、無理だ。
・・・ついつい熱くなってしまった。

ということで、これを読んで、是非、熱くなってみてほしい。
寒い~夜だから~♪って、懐かしい歌でっけど。
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by mandalabooks | 2008-12-19 01:10 | 食&食療法

進化しすぎた脳

a0057609_1802523.jpg進化しすぎた脳
中高生と語る「大脳生理学」の最前線
池谷 裕二 (著)


海馬」で超引き込まれた脳についての科学。
その海馬の著者である池谷氏が、今度はNYの日系高校生を相手に脳についての4回の講義を開いた時の模様を書籍化しているもの。

私もこんな講義をその頃に受けていたら、人生変わっていたかもしれない。
ていうか、興味持っていたかどうかは謎であるが。

しかし、実験には必ず動物が使われているところが個人的には受け入れがたいが、そんなこと言うても始まらんね。
その部分に目をつぶって考えれば、非常に「脳」とは面白く奥の深い分野だと思う。

第一章
「人間は脳の力を使いこなせていない」
脳の機能は局在化して、専門分野があること。進化しすぎている人間の脳。
脳が身体をコントロールし、身体も脳をコントロールしている→脳と体は分けられない
心は脳が生み出す(脳がなければ心はない)が、体がないと脳がないので、結局は体と心は密接に関係しているということ

第二章
「人間は脳の解釈から逃れられない」
目の錯覚や思い込む脳について、意識無意識など
世の中三次元、網膜二次元による目の錯覚、盲点
見るとは、ものをゆがめる行為
脳の時間軸:見てから脳に届いて反応するまでの時間
クオリア=覚醒感覚(生々しい感覚、モノの本質に存在するような質感の<質>、実体ではない<質>など)
可塑性=過去の状態や記憶によって脳の状態が変わること、変化に対応する性質
扁桃体=恐怖の感情等を司る部位

第三章
「人間はあいまいな記憶しかもてない」
シナプスについて、忘れやすい脳、記憶のあいまいさなど抽象的な思考
記憶のあいまいさと学習の遅さは人間の臨機応変な対応力の源であり、生きるためには非常に重要。覚えなければならない情報を有用化し保存するために、脳は事象を一般化する(「汎化」)。
その「あいまいさ」の起源はシナプスにあり。シナプスの結合力は記憶力と関係する、神経細胞は「複雑系」で動く。
「ヘブの法則」:ABの二つの神経が同時に活動したら、その二つの神経の結合力が強くなる」
ミクロがマクロを決定する&全体性

第四章
「人間は進化のプロセスを進化させる」
脳内物資、神経に効く薬など
神経線維の交叉点は脊髄(※私の視点から見ると、ヨガ的である)
インプットアウトプットは常に一方通行ではない。フィードバックと「反回性回路」

薬や毒は、神経の仕組みと密接な関係、薬は科学のツール
アスピリン:神経に直接ではなく、血管に作用し痛みを生み出す物質を除去
モルヒネ:痛みを軽減する延髄内の回路の神経に直接作用
カフェイン:神経細胞内部の情報に作用し、結果として神経全体を興奮させる
麻酔:神経繊維上にナトリウムを通すセンサー(穴)に効く、神経に情報が伝わらず感覚が麻痺
テトロドトキシン(フグの毒):神経にあるナトリウムイオンを通すチャネルをブロック、全部の神経を完全に阻害していしまい、体の神経がまったく動かなくなり、全身麻痺で死に至る
GABA:塩素イオンを動かして、神経の活動を抑制する神経伝達物質
睡眠薬:GABAの作用を強める

アルツハイマーとβアミロイド
βアミロイドが神経のシナプスに攻撃をしかけて神経伝達の効率を下げ、脳全体として痴呆を引き起こすメカニズム

ヒトの脳は柔軟性を生むために発達
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by mandalabooks | 2008-12-09 18:22 | その他