本を読む時間を大切にしています。


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ヨーガと心理療法

ヨーガと心理療法
ジョン・R.M.ガヤシ (著)

絶版のため、画像なし。
図書館の書庫にあったもの。
訳者は、九州大学&京都大学のいずれも医学部心療内科研修医の方。
といっても、出版は1979年とかなり昭和なので、今はどうなのかは不明・・・。

いかんせん文体もお硬く、昭和感が否めない。
たとえば "Yoga chitta vriti nirodha" の訳はこんな風だ。
「ヨーガは心(人格または自我コンプレックス)の修飾の抑止である。」
心の修飾てなんなんだ。
ヨガの八枝則については、「ヨーガの全部門」
わざわざわかりにくくしてくれてありがとう・・・。
万事こんな調子のため、なかなか核心、本質に触れられない。
触れようとすると交わされるのである。
「だから、何なん・・・?」と何度も思いながら読んでいたが。
文章に集中しなければ、全然伝わってこない。まるで隠された何かがあるような・・・。
ヨガの哲学的な部分を知らなければ、全く持って「ただの眠い本」でしかないだろう。
しかし、埃をかぶった古い箱の中に宝が埋もれている場合があるのだ。
まさにそんな一冊である。

心理療法にたどり着くまでに100ページ近くも読み進めなければならない。
それまではヨーガの説明みたいなもんである。
そこまでたどり着いてもなかなかオチがわからない。
それでも読み進むこと10数ページそこそこで終わってしまった・・・。アレ?
最終的には「書くことはこれで尽きた」と来たもんだ。オイ!
あ~、付き合ってずいぶん疲れたよ。

いきなりこの本に入る前に(なかなかそんなマニアックな人はいないでしょうが)、
まず、ヨーガスートラをお読み下さい。
それでずいぶんカバーされると思いまする。
言うならば、小・中学校の教科書に対しての参考書みたいな感じやね。
いっぺん読んだだけではつかめないので、何度か読まないといけないかもしれない。

最終的に付録文があり、「バイオエナジェティック療法」について述べられている。

でも、いくつかお宝は発見している。
そのお宝をここに残しておくことにしよう。

お宝な言葉
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by mandalabooks | 2010-12-21 23:19 | ヨガとインド

岡本太郎が愛した韓国

a0057609_237781.jpg岡本太郎が愛した韓国
平井 敏晴 (著), 岡本 敏子 (著)

今みたいに韓国ブームでない頃、しかも国交樹立前に太朗は韓国へと旅立っていたという。
1回目は1964年、二回目は1977年。
18歳から日本を飛び出しパリに11年過ごした自由な芸術家が感じた韓国はどんなだっただろう。

彼は韓国に宇宙を感じていたのかもしれない。
爆発する芸術は、ビッグバンである。
生活に根付いた文化とシャーマニズム、仏教、儒教・・・。
韓国を体験し、韓国を通じて、ユーラシア大陸が、北方からの風が感じられたのだそうだ。

太郎が見たものを、この一冊を通じて目に出来る。
私はまるで時空を旅しているかのよう。

韓国人についての記述があり、そこにググっとひきこまれた。
「『ぐらぐらしているようですが、しかしわたしは変わらない』
どんなに体制が強くても、決して安易に順応しない、それでいて表情は意外にものびやか。
独特の楽天性で、絶望的な状況でも動じない。」

まるで柳のようだなと思った。柳のようなしなる独自性。そこに本当のIdentityが隠されているのだ。
表面的にとりつくろったうわべのIdentityではなく、芯の部分が本当のIdentityだ。

彼が興味を持った、長柱(チャンスン、天下大将軍や地下女将軍と書かれた木の柱)、石仏、仮面、舞の紹介を見ていて気づいたことがある。
あれ、これって太陽の塔につながっていかないか?と。

大阪人として何か嬉しい贈り物をもらったような気がしている、というと大げさであるが
まったく意味不明な万博公園の巨大なオブジェがいきなり意味をなしてきて、
大きな存在感が出てきたかのようだ。

宇宙と壮大に語るけれども、芸術は実は人々の暮らしに根付いた人々の生活や遊びから生まれるものであり、プラクティカルなものである。ミクロはマクロにつながるのと同じく、人々の生活から宇宙がかいま見えるのだろう。


第一部
・原風景の発見
・スナップ集
・「韓国発見」
・宇宙へのびるチャンスン
・「韓国再訪」

第二部
・周辺性の宇宙誌
・岩肌の神秘
・ペルソナの輝き
・大地に遊ぶ韓国
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by mandalabooks | 2010-12-18 23:56 |
a0057609_1195848.jpgブルース・リーが語るストライキング・ソーツ
ジョン リトル 著

こんな素晴らしい本がありますか!
彼は、ただのカンフー俳優ではない。
彼は、哲学者であり、思想家であり、導師であり、ヨギであり、タオイストであり、禅であり・・・全てだ。
「なんだちみは?(変なオジサン風)」

なぜ今も人々が彼に惹かれるのかがわかる。
強く心に残るグッと来る言葉を投げかけてくるからだ。
大変素晴らしい。
是非買いたいと思ったら、絶版。
非常に高価格にて取引されている現実、残念。
英語版を探そう。
日本語版は、ちょいちょい図書館で借りよう。

第一章 人生の第一原則
第二章 人間として生きること
第三章 実人生の諸問題
第四章 人生で成し遂げるべきことについて
第五章 アート&アーティスト
第六章 自己を解放するために
第七章 「本当の自分」へのプロセス
第八章 人生の真理
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by mandalabooks | 2010-12-01 01:29 | 哲学

人生を心から楽しむ

a0057609_0102820.jpg人生を心から楽しむ
罪悪感からの解放
ラメッシ・S.バルセカール著
高木 悠鼓訳

罪悪感から開放されるためのHow toではない。
アドバイタ(非二元論)哲学と聞いたことがないような小難しいサンスクリットな響き。
バルセカールはそのアドバイタを教える師である。

神、宇宙、自分自身、エゴ、自由・・・
ギーターやラマナ・マハリシを引用しながら伝えていく言葉の数々。

巻き込まれることからの自由
不幸を起こすのは巻き込まれるから
その肉体を持つ者が巻き込まれることができず、コントロールできない何かとして
起こることを受け入れること、これが起こっていることは何であれ
誰のコントロールも超えている自由
起こっていることは誰かの意思ではなく、起こるべき何かとして
ただ、受け入れられる

最終的な受け入れは、エゴを受け入れること

エゴとは戦ってはいけない、エゴはあなたが作ったものではなく
あなたそのものがエゴである
だからただ受け入れる

個人的行為者という感覚のないエゴ

うけいれる豊かさ

「生まれたものは柔らかくしなやか
死んでいるものは硬直して硬い
固いものは壊れ、柔らかいものが生き残る
柔和な人達が地を受け継ぐ」

成功がやってくるのは心に目的がないから
期待は存在と行為のくつろぎを低下させる
期待がないと行為は非行為になる

「私は求めず期待しないので起こる事をなんでも歓迎し受け入れます
そして、死がくるとき、私は準備が出来ています」

「私たちが自我を見るとき、怖れがあります。
物事のあるがままの中に確信があるとき、
現在あるがままに存在しているものを受け入れているとき
怖れの余地がありません。」
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by mandalabooks | 2010-12-01 00:37 | ヨガとインド