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by mandalabooks

日本辺境論

a0057609_22482551.jpg日本辺境論
内田 樹 (著)

日本が辺境であるということを紐解いていくこの本には、
眼からウロコがいっぱい。
自分が常々思っていたあんなことやこんなことが凝縮していた。

一旦、日本を出たことがあるならば絶対にぶち当たる日本の不思議な部分。
(出てなかったら何とも思わないから、興味すら持たないと思うけど。)
なんでこうなんだ?なぜそう思うのだ?
疑問の数々に煮え切らない思いをしていたのは、私も日本人だったからなんだねえ。
なるほどーーと思った。
と、言いつつ途中で興味ない部分は読み疲れも正直あったりもしたが、
「日本人は『きょろきょろしている』ものであり、ソレが日本人だ。」的なクダリにぷっと吹き出してしまった。

日本地図は日本中心に見れば、これぞ日本!だけど、
朝鮮半島から、中国から、ロシアの海岸部から日本海側を対岸として見た時に
あ、ここに島がある。渡ってみようかな的な意識が沸き起こるんじゃないかと思ったことがある。
中華が文化の中心だった時、中華圏以外は圏外であり、日本は辺境の地であった。
そして、「我々、日本人を感情的にする源は・・・辺境人としての文化的劣等感である。」とある。
そうかもしれない。
認めたくなくて、「日本人として遺憾に思う!」と張り切ったところで、劣等感がそうさせているだけかもしれない。常に、私達日本人のスタートは、「被害者意識」からであると著者は説く。
こちら発信が少なく、相手の出方次第でころころと変わるのである。

国歌も、紙幣も、憲法も、何もかも実は、外国産であったりする日本の受身体制。

それが悪いというのではなく、とことん、辺境人で行こうぜ!的なノリか。

強いインパクトはないにしろ、そーそー、そうなのかー・・・と納得することが多かったりした。
そして私も日本人だったんだわ、と変に意識してしまったりした。
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by mandalabooks | 2010-02-25 23:09 | 日本文化