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by mandalabooks

美しき武士と騎士の寝室

美しき武士と騎士の寝室_a0057609_15272288.jpg美しき武士と騎士の寝室
桐生 操 著

キオスクで何気なく買ったこの本。
てっきり、武士道精神的な内容なのかと思ったら大間違いだった。
帯とか裏表紙の解説とかってキオスクでじっくり見ないでしょうが。
でも見てたら、ためらって買わなかったかも。
なので、見ずにさくっと買って正解だったね。
精神論と思いきや、エロス文化比較論だったので、びっくり仰天したという訳。

人間って欲深い生き物ですなあ・・・。
エロスは突き詰めていったらグロくなるのかね(特に西洋の王室関係のくだり)?

江戸の遊女、西洋の娼婦
日本の衆道、西洋のホモセクシュアル
大奥と寵姫

と、三本立てでお送りされてまつ。

大奥とか江戸の遊女については、けっこうどんなだったのかな~って気にならない?
しきたりとかいろいろ知れて、面白かったなー。

同性愛については、今よりも武士の時代の方が受け入れられていたのね。
今の方が息苦しいのかも。

大奥のくだりは、ドラマ「大奥」で見たエピソードが盛りだくさん。

愛の無い政略結婚が多く、その分の埋め合わせを外で行わないといけなかった時代。
愛が無いのがオフィシャルだった場合、性的におかしな方向へと進むのやな、と読んで感心。

やっぱ愛と精神性が伴わないとねー、という読み終わりの感想。
by mandalabooks | 2011-10-20 15:48 | その他