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by mandalabooks

この世でいちばん大事な「カネ」の話



この世でいちばん大事な「カネ」の話
西原理恵子著

「よりみちパン!セ」という「生きていくための知恵を読みやすくコンパクトに書き下ろす」をコンセプトにした面白い書籍シリーズから出ていたこの本。
なかなか読むに至らなかったが、何年か越しにやっと読むに至る。

まず金の話やのうて、「生まれる場所を人は選ぶことはできない」とキタ。
ほんと、そうやねー・・・、よくわかるよ~、と読み進めていくと
この人、私やないのか??ってぐらいなんか地域的な部分の育った境遇の似てること!
「貧困と暴力は仲良し」かー。
貧困な地域はバイオレンス多いからね。
西原氏曰く「負のループ」と書かれていたが、この負の連鎖に巻き込まれている自分がどうやって自分でその鎖を断ち切っていくのかって、大事よね。
外に出ないとわからんことがあるからね。

この境遇から出なければ、この場所から出なければ、絶対に自分がアカンようになってしまう。
私は常に思ってた。
当時はそれが普通でも、大人になったらこんなヘビーな場所で育った人ばかりではない。自分が特殊だった。
だから普通の、一般の、きちんと大学にも行けて、就職して、結納を交わし、両家ご両親健在のもと結婚をする、とかを見ていると自分の育った環境では考えられないなと思い、つい違和感を感じずにはおれないというねじれた自分が出てくるのである。(別に幸せやったらいいですよ。でも地元ではそんな人少なかったからね。)
とか、「お金持ってる人と結婚して幸せになりたい」女性の多いこと。
西原氏の男のカネに頼るような女になってはいけないとかなんとかのクダリ、うちのオカンも言うとった。
その金に頼って、男が倒産とかした場合、どうやって生きていくのだ?と。
ほんとそう。自分で食べれるぐらいは自分でなんとかやっていけるようにしとかなあかん。

西原氏は自分で稼げ、働け、と言うのである。
「自分で稼ぐということは自由を手に入れるということである」と。

このカネ、カネした世の中で、西原氏的には働け、稼げ、と・・・。

それはそうであるが、私的には、このカネ至上主義の社会ももうどうなんかなと思ったりもする。

このカネのシステム、どうにかならんのかね。
根本が覆ることってないのかね。
私は億とか兆とか持ちたいだの、めちゃ金持ちになりたいという欲はない。
もちろん生活していく分+αのカネはもちろん要るが。
自分の器以上に金を持ったらその分のリスクがあることぐらい嫌という程見てきたからである。

ただ、人々は自由でいて、奪い合うこともなく、分け与え、幸せに笑える世の中だったらいいと思う。
新しい時代のカネはどうなるのだろう?
もっともっと進んだ世の中ではカネ自体が時代遅れかもしれない。
あれ欲しい、これ欲しい、あれが無い、これが無いという不足感自体が無くなっている世の中かもしれない。
その頃にはきっと奪い合いなどないハズだ。人々は足るを知って、不要なモノをたくさん溜め込むことも無いハズだ。
これは願望だろうか?夢物語だろうか?

と「この世でいちばん大事なカネの話」を読み、考えているのである。
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by mandalabooks | 2012-12-30 22:34 | その他