本を読む時間を大切にしています。


by mandalabooks

阿修羅のジュエリー

a0057609_22224022.jpg阿修羅のジュエリー
鶴岡 真弓 (著)

東京の阿修羅展にあわせて行われていた本屋の阿修羅本特集コーナー(といっても、大阪には阿修羅展は来ないのに!)で平積みされていたこの本を手にとってみて、仏像ではなく、仏像の身に着けているジュエリーにフォーカスして書かれていることを知り大興奮。
私も仏像を見るとき、あまりそれが何仏であったり、どういうご利益があるとか、そんなんはどうでもいい。
私が気になっているのは、身に着けているジュエリーがどうなってんのかってこと。
顔やら手の印やらは、二の次だから。

阿修羅のつけていた東洋らしいジュエリーのモチーフは、海を超え、西洋にたどり着いて、そしてまた東洋に逆輸入されている。
日本の阿修羅像から始まり、中国、イラン、トルコとシルクロードを通り、ヨーロッパへと至る。
さまざまな西洋の絵画(サロメを描いた作品や、クリムトや、イタリアの人物画などなど)に描かれるジュエリーにまつわるアレコレや、ジュエリーのモチーフとなった唐草模様や花模様の背景など、いろんな観点からひもといていく。

仏像が身に着けている装飾品はそれぞれ用語があったりして、勉強になる。
ネックレスは、「瓔珞 ようらく/珠玉や貴金属を編んで胸などに飾る装身具」
ブレスレットは、「釧 くしろ/装身具の腕輪の一」「腕釧 わんせん」「臂釧 ひせん(二の腕の腕輪)」
などというらしい。

行きたいなあ、阿修羅展・・・。



阿修羅のジュエリーを通して、世界史、宗教、ファッションを知れる一冊。
[PR]
by mandalabooks | 2009-06-11 22:46 | 仏教、他宗教